先日、アプリボットで初めての試み「捨てる会議」を実施しました。
「捨てる会議」は、2015年にサイバーエージェントで誕生した個人や組織のパフォーマンスを上げるための取り組みで、「過去にはうまくいっていたが、時代の変化とともに現在は機能していないもの」「決めたときにはよいと思ったが、効果がなかったもの」を一度ゼロにリセットすることを目的とした施策です。
------------------------------------------------------
「次々と新しい事業や新しい施策を生み出して試す当社において、過去に機能していたけど時代の変化で必要なくなったもの、決めたときは良いと思ったけど、さほど効果がなかったものなどを定期的に整理しなければならないという発想から実施が決まりました。」(「渋谷ではたらく社長のアメブロ」より引用)
------------------------------------------------------
「捨てる会議」の進め方は以下の通りです。
- 役員をリーダーに5名のチームを組み、チームで捨てる案を提案する
- 社長が、0点・1点・2点・3点で採点し、1点以上はすべて捨てる
- 採点の際には、会場の意見を聞いたり、会場全体でディスカッションをすることもある
- 他のチームで異議があれば、提案チームへ質問や反論をする
▲提案資料例
結果、「無駄なMTG」「低スペックな検証端末」「ランチ時間の固定」「出社時のエレベーターを待つ時間」など、計17案を捨てることになりました。
特に人事制度は、一度始めるとあまり流行ってなかったり、有効に使いきれてなかったとしても、やめるリスクや一部の利用者の反発を考えてなかなかやめられない、という問題がよくあります。そのため、経営幹部やリーダーが集まる場で「まずは捨てる」という決断を行うことが大切だと感じました。また、「みらいサミット」など新たな施策を社員から提案する機会を設けることで、現在の組織にマッチする制度が新しく生まれてくると考えています。
▲「捨てる会議」当日の様子
今回の「捨てる会議」で可決された「無駄なMTGを捨てる」では、「スケジュール
ピカピカタイム」を開催し、計12,641時間/年の削減に成功しました。
「スケジュールピカピカタイム」の進め方は以下の通りです。
- 冒頭5分、Zoomで全従業員にオリエンテーションを実施
- 各事業部ごとに「対象MTG名」「削減時間」を、Googleスプレッドシートに記載する
- 「MTG参加メンバー精査」「MTG時間短縮」「MTG開催日時変更」も対象
▲Googleスプレッドシート記入例
形骸化しているものを定期的に捨て、新たなアイデアや挑戦機会を創出すべく、今後も「捨てる会議」を活用していきたいと思います。
0コメント