8月のMVP! 「生きている限り、ゲームをつくり続けたい」だからこそ自分にできることは何でもやる

アプリボットでは、その月に最も活躍した人をMVPとして表彰しています。今回は、8月にMVPを受賞した新作RPG「BLADE XLORD -ブレイドエクスロード-」・「神式一閃 カムライトライブ」のプランナー大浦亮に、どのようなことをしてMVPを受賞したのか、この先どのようなことに取り組んでいきたいのかについて聞きました。


◆ゲームの面白さに責任を持つ仕事だから楽しい

―――今の業務内容について教えてください。

「BLADE XLORD -ブレイドエクスロード-」・「神式一閃 カムライトライブ」でゲーム全体のバランスに責任を持つゲームデザインを担当しています。具体的には、ゲーム内のバトルエリアなどの様々なステージの設計、面白さやゲーム性、難易度の調整を行っています。私の場合は他のプロジェクトにも入り、ゲームデザインの部分で携わらせてもらうことが多いです。


―――今回は、どのような理由でMVPに選ばれたのでしょうか?

「神式一閃 カムライトライブ」のプロジェクトに2年ほど所属しているのですが、そこで得たゲームデザインの知見を活かし、他のプロジェクトにも貢献したところを評価していただきました。表彰者の選出は、私を含めリーダーメンバーで相談して決定するので、基本的に私は選ばれないと思っていました。私が知らないところで他のメンバーが推薦してくれていたのだと思うと、すごく嬉しかったです!名前を呼ばれた瞬間メンバーへの思いが募って、ちょっと泣きそうになりました(笑)


大浦 亮(Ryo Oura)
2013年にサイバーエージェント入社。「Ameba」事業部に配属されサーバーサイドエンジニアとして従事。2014年アプリボットに出向1ヶ月後にはゲームプランナーにキャリアチェンジ。現在、「BLADE XLORD -ブレイドエクスロード-」と「神式一閃 カムライトライブ」のプランナーを務める。


―――プランナーの仕事の面白さ、魅力を教えてください。

やはり、ゲームの面白さを左右する部分を担っているところです。先ほどもお話した通り、他のプロジェクトでもゲームデザインの部分で携わることが多いのですが、基本的には自分から声をかけて携わっています。どれも時間と労力を費やしてつくったタイトルだからこそ、自社からリリースされるタイトルには絶対にヒットしてほしいですし、自分にできることがあればどのようなことでも協力させてもらいたいと思っています。


―――他のプロジェクトに携わることも多いとのことですが、気をつけていることはありますか?

プロジェクトによって開発状況が異なるので、そのプロジェクトのメンバーに“どうしたいのか”をしっかりヒアリングするところから始めます。それを聞いた上で、可能な範囲で改善案を提示しながらプロダクトをブラッシュアップしていくことを心がけています。当てずっぽうなことを言っても、実現可能性がなければ意味がないですからね。あとは個人的な考えですが、私があと40年ほど働けるとしても、この先の人生で携われるタイトルは10本くらいしかありません…!そう考えると、1つ1つ大切に関わっていきたいと思っています。


◆ユーザーの皆様の生の声をゲームに反映したい

―――良いアウトプットを出し続けるために取り組んでいることはありますか?

普段は、新しいゲームがリリースされたら、とにかく遊んでみるようにしています。その他にも最近は海外のゲームの勢いがあるため、海外のゲームサイトや、GDC(Game Developers Conference)という海外のゲームカンファレンスの記事も読むようにしており、ゲーム内でどのような技術を使っているのか、これから何が流行るのかなどをチェックしています。


※GDC(Game Developers Conference)

米国カリフォルニア州サンフランシスコで開催されたゲーム開発者のための会議


また、以前は「神式一閃 カムライトライブ」のプランナーとして個人のTwitterを運用していました。昔からゲームが大好きなのですが、子供の頃から様々なゲームをプレイするなかで、運営の人にユーザーとしての意見を届けたいと思うことが多々ありました。だからこそゲームをつくる側になった今、ユーザーの皆様の生の声を聞いて、可能な限りゲームにも反映したいと思い運用していました。また、運営の人の顔がわかる方が、ユーザーの皆様にゲームに愛着を持っていただけるかなとも思っています。最近、農家の方の顔写真がついた野菜がよく売られていると思うのですが、そのようなイメージです!


◆協力し合える環境が整っているから働きやすい

―――働く環境としてアプリボットはいかがですか?

アプリボットは社長の浮田がよく言っている「誰をバスに乗せるか」(※)という考えのもと、すごくいい人が集まっていると思います。その他にもApplibot Membership Compass(以下、AMC)という行動指針があります。その中には、誰でもできるけど誰かがやらないといけない仕事を率先してするという意味が込められた「間に落ちたボールを拾おう。」などの言葉があり、文化として根付いています。みんなで協力し合える体制が整っているため、すごく働きやすいです。


(※)出典元:ビジョナリー カンパニー2-飛躍の方法


―――大浦さんはまだ小さいお子様がいらっしゃいますが、仕事が忙しい時は寂しがられたりしませんか?

仕事に熱中しすぎて帰るのが遅くなり、家族には迷惑をかけてしまうこともあるのですが、基本的には応援スタンスでいてくれるのですごくありがたいです。休日は、娘が好きなキャラクターのステージショーを見に行って、奥さんには自由な時間をつくってもらうように努力しています!私もそのキャラクターが好きなので、娘と一緒に楽しんでいますが(笑)


―――お子様は、もうゲームに興味がありますか?

まだ教育ゲームや知育ゲームくらいしかやらせていないのでわからないですが、私がゲームをしていると「なに?勝ったの?」と聞いてくることはあるので、興味を持ち始めているのかもしれません(笑)ハマりすぎない程度に好きになってくれたら嬉しいですね。

◆ゲームをつくり続けたい

―――この先もゲームをつくっていきたいですか?

ゲームは、ずっとつくっていきたいです!どのようなゲームをつくるかによって必要なスキルなど考えることが全く異なるので、1つ1つ自分の経験値として蓄積されていきますし、そのように学んでいくことがすごく楽しいです!今後つくってみたいゲームのことは常に考えており、上司に提案もし続けています。プロデューサーとなりゲームをつくっていきたいという思いがすごく強いです。もちろん事業責任者になると様々な責任を背負うことになるので大変なことが増えると思いますが、ゲームをつくりたい気持ちが圧倒的に勝っています!!


―――今後の目標を教えてください。

直近の目標としては、この秋サービス開始予定の「BLADE XLORD -ブレイドエクスロード-」をヒットさせたいです。また会社としては、その他の新規開発タイトルも次々にヒットさせていくことが大切だと思うので、ゲームデザインの部分など、私にできることは全てやっていくつもりです。またグループ会社からリリースされるタイトルでも、私が役に立てるところがあれば積極的に携わるようにし、複数のタイトルを見られるようになっていきたいと考えています。様々なゲーム開発の現場に触れて経験値を積み上げ、新規ゲーム開発の機会も狙っていきたいです!