サーバーサイドエンジニアとして新規開発や運用などに携わってきた北田。これから技術人事として、エンジニアの採用、育成、マネジメントなどを担っていくにあたり、どのようなビジョンを描いているのか、また今後の目標などについて聞きました。
北田貴志(Takashi Kitada)
サーバーサイドエンジニアとしてベンチャー企業や大手IT企業などで、基幹システムや、B to B、WEBサービス、管理システム、エンジニアマネジメントなどに携わる。2017年サイバーエージェント入社、アプリボットに出向し、半年ほど新規開発プロジェクトに携わった後に、「BLADE XLORD―ブレイドエクスロード―」に異動、現在は技術人事を兼務。
◆技術人事として本格始動
ーーーアプリボットでは、どのようなことをしてきましたか?
入社してから半年ほど新規開発プロジェクトに携わった後に、「BLADE XLORD―ブレイドエクスロード―」に異動し、開発から運用に入った現在も従事しています。また、今年の3月から技術人事を兼任しています。6月からは技術人事の業務に専念する予定で、エンジニアの採用、技術評価、マネジメントなどを担っていきます。
◆「成長したい、やってみたい」という気持ちを後押ししたい
ーーー技術人事になったのは、どうしてですか?
アプリボットには技術を極めたいというエンジニアが多く、すごくいいところだと思っています。一方で、会社の制度や評価基準を新たに導入する際など、エンジニアとの橋渡しをする役割の人も必要だと考えています。これまで様々な人がその役割を担ってきたのですが、基本的には各プロジェクトの業務と兼務していたため、擦り合わせに時間がかかってしまったり、進めずらかったりしたことがありました。私は、これまでにエンジニアのマネジメントをした経験がありましたし、興味もありました。また、会社としても必要としていたため、今後は技術人事としてやっていこうと思いました。
ーーーもともとマネジメントに興味があったのですね?
人の「成長したい、やってみたい」という気持ちが好きで、そのような人間味のある部分を後押ししてあげたいという思いがありました。先ほどもお伝えしましたが、アプリボットは技術力を伸ばしていきたいと考えているエンジニアが多いため、制度を整えたり面談をしたり、周囲の人が少し面倒だと感じる部分を私が引き受けることでサポートをしていきたいと思っています。私自身は、マネジメントという軸で成長していければと考えています。
ーーーコードを書く時間は少なくなると思いますが、どのように考えていますか?
人によって何がモチベーションになるかは様々ですが、私の場合、「これできないと不満」ということがなく、やるべきことをやり続けることが大切だと思っています。目の前にやれることがたくさんありますし、基本的に「できる人がやっちゃえばいい」と考えています。技術で突出した力をつけたいと思う人たちが、望む方向に成長できるなら、そのサポートになるようなことをしていきたいです。私がサポートし続けることで、その人の成長や成果に繋がったり、採用した人が成長して会社もいい状態になったりすることが私の理想ですね。そしていつか「あの時大変だったよね」のような会話ができると嬉しいです。人が成長が仕事のやりがいになっているため、そのうち校長先生のような存在になっているかもしれませんね(笑)
◆セクション間の隔たりがなく、風通しのいい社風
―――アプリボットは、どのような会社だと思いますか?
様々な職種のメンバーが近くにいて話しかけやすく、風通しのいい会社だと思います。若くして活躍しているメンバーも多く、「これをやり遂げたい」という気持ちがあり、一緒に働いていて気持ちがいいです。もちろん経験が浅いぶん不器用なところもありますが、そこは熱量高く取り組んでカバーしたり、もしそれが大きく間違っていたらみんなで正して進んでいったり、そのような関係性を築けているところもいいと思いますね。
―――メンバーと接する時に意識していることはありますか?
普段の会話では、雑談ができるような空気づくりを大事にしています。雑談をすることでメンバーのことを知ることができ、お互いに仕事が進めやすくなると思っています。また、任せてもらえる環境が多いからこそ、若手でも若手でなくても、できる人、やってみたい人が率先して取り組んで成長していってほしいという思いがあります。メンバーたちの「挑戦したい」という意欲を後押しできるような関係づくりは意識していますね。
◆会社やプロジェクト、個人の成長に繋がるようなサポートをしていきたい
―――技術人事として、これからどのようなことに取り組んでいくのですか?
まずは育成、新卒採用や中途採用の強化をしていきたいと考えています。今は、新規開発プロジェクトや運用プロジェクトなど、プロジェクトごとにエンジニアの採用基準を設定し面接を行っています。今後は、アプリボットとして明確な採用基準をつくることで、採用のスピードをあげていきたいと思っています。採用基準は、各プロジェクトにヒアリングしたり、役員たちと話し合いながら常にアップグレードしていく予定です。また、育成面や技術的なブランディングなどが滞りなく進むようサポートをしていきたいです。
ただ不安はもちろんあります。技術人事は、これまでアプリボットにはなかった職種です。今後、採用や育成方針などの基準をつくり整えていく予定ですが、会社の方向性とプロジェクトやその人のもつ個性を擦り合わせながら進めていくことに関してはまだ未知数な部分があるため、慎重に進めていきたいと思っています。
―――今後の展望を教えてください。
アプリボットは「世界震撼」をビジョンとして掲げており、その時代にあったサービスを世の中に提供していくというスタンスに、私はとても共感しています。そのビジョンに向かって進んでいくために、会社やプロジェクト、個人の成長に繋がるようなサポートをしていきたいですね。そして、みんなで良いものをつくっていきたいです。
0コメント