「マネージャー合宿研修」を開催しました!


◆マネージャー合宿研修とは

 先日アプリボットにて「マネージャー合宿研修」を行いました。「マネージャー合宿研修」は「マネージャーボード(※)」によって企画立案されたマネジメントレイヤー向けの研修です。

※マネージャーボード:アプリボットの“みらい(未来)”に繋がる新規事業や課題解決の方法などを提案、決議する「みらいサミット」で可決された、マネジメント職に就く社員のうち6名の代表メンバーからなる組織。

 本研修では、各マネージャーに「今」よりも実務を進めやすい状態になってもらうことを目的に、自分自身のマネージャーとしての強みの理解や、チームの戦略解像度を上げることに向き合い、さらにマネージャー同士のつながりを強化する機会となるようマネージャーボードメンバーによって設計され、1泊2日の合宿形式で実施しました。

 本研修にはマネージャーなどマネジメントに従事する社員40名以上が参加し、企画職が46%、エンジニア職が34%、クリエイター職が20%と、職種を超えたマネジメント従事者が一同に会し、組織づくりや人材育成について考え議論する時間となりました。

▲研修参加者の職種比率



◆事前課題

 研修参加者には、事前課題として課題書籍2冊の読了とマネージャーコラムの執筆を依頼しました。課題図書は、以下の2冊です。


・『ビジョナリー・カンパニー 時代を超える生存の法則』(ジム・コリンズ 著)

・『自分の小さな「箱」から脱出する方法』(アービンジャー・インスティチュート 著)


 この2冊に記されている内容は、アプリボットでの日頃の会話にも度々登場し、社員にとっても馴染み深い書籍です。

 マネージャーコラムは、「マネージャー自身がマネジメントにおいて大事にしていること」を400文字程度のコラムとして執筆してもらいました。マネジメントにおける価値観を研修前に言語化することで、自分の考えを整理した上で研修に参加してもらうことができました。また、他のマネージャーの価値観を理解し、マネージャー同士が自身の強みを活かしながらも互いに協力し合う文化をより強めていきたいという想いから、全員のコラムを冊子にして、研修当日に参加者全員へ配布しました。



◆当日の研修の様子

 研修当日は、都内にある研修施設をお借りし、1泊2日で開催しました。物理的にも実務から離れることで研修に集中でき、また社内での会議では思いつかないような柔軟な発想や意見が出てきたり議論が活発になる傾向があると考え、オフサイトミーティング形式を採用しました。研修は大きく2部構成で、前半はグループワーク、後半は代表の浮田とのパネルディスカッションを開催しました。

 グループワークは以下の2つのテーマで実施しました。


・自分のマネジメントの型を見つける

・自分のチームの絵を描く


 1つ目の「自分のマネジメントの型を見つける」では、まず自分自身のマネジメントの強みと課題をそれぞれ付箋に書き込んでいきます。次に同じグループのメンバー(つまり同じプロジェクトのマネージャー)のマネジメントの強みを同様に付箋に書き出していきます。最後にその付箋を相手へ渡していくのですが、こうすることで「自分の考える強み」と、「他者から見た自分の強み」とを照らし合わせることができます。最後にそれらから自分のマネジメントの強みをまとめて「自分は●●型」といったキーワードにする作業を行いました。

 2つ目の「自分のチームの絵を描く」では、まず個人ワークで自分のチームの目標やそれを実現するための戦略等を運営が用意したフォーマットに記載します。その後、グループ内で発表とフィードバックをしあい、チームメンバーに対して戦略内容をプレゼンテーションできる状態にまで仕上げました。


▲研修風景 プロジェクトごとにグループをつくり、グループディスカッション

▲研修風景 それぞれの強みや課題に対しフィードバックしあう

▲研修風景 各チームの代表者による意見共有



 グループワークの後は、代表の浮田とのパネルディスカッションを実施しました。パネルディスカッションでは、事前に研修参加者から浮田に対する質問を集め、質問に対して浮田から回答してもらう形式で実施しました。浮田からは「せっかくの機会なので忖度なく、気になってることをどんどん聞いて欲しい」という呼びかけもあり、


・社長が期待してるマネージャーの役割は?

・自分と立場や年次が異なるメンバーへの有効なマネジメント手法は?

・クオリティを追及するメンバーにスケジュールを守ってもらうには?


といった日常のマネジメント業務の悩みに対してアドバイスを求める質問から、


・役員の選定基準

・給与や昇格に対する考え

・今後の事業ビジョンについて


など鋭い質問も挙がりました。

 

 最後に総括として、浮田からは以下のようなメッセージが伝えられました。


・自分と同じ型の人は相性が良いと感じるため、自分と同じ型の人を仲間として集めたほうが良いのでは、と考える人もいると思うが、自分の型と異なる人の考え理解し、協働していくことも大事であること

・自分の型も、環境や組織に応じてより良く変化・進化させることも大切であり、自分の型は自分自身で変えていかなければならないこと

・目標は、自分自身で掲げるからこそ覚えるし、達成したいと強く思える傾向がある



 研修参加者からは、


・グループワークによってマネージャーそれぞれの考え方を知ることができた

・マネージャーそれぞれの個性や強みを再認識することができた

・普段の業務から一歩離れ、自分自身と向き合うことができた

・マネージャーとして悩んでいたことが、仲間や浮田からの言葉で腹落ちすることができた

・みんなが向いている方向が同じだということを、改めて認識することができてよかった

・浮田の考えを知ることができ、シンクロ率が高まったと思う


といったポジティブな感想が多くあり、マネージャー一人ひとりの内省や、マネージャー間での価値観の共有など、参加者にとっても運営メンバーにとっても有意義な研修になりました。


 研修後は会場を移動して懇親会を開催しました。より親睦を深めることを目的に、チーム対抗で「マシュマロチャレンジ(限られた材料を用いて、より高いタワーをつくるゲーム)」といったコンテンツなども行い、全力で学んだ後は全力で楽しむという、アプリボットらしい大盛り上がりの研修となりました!



1泊2日の研修、本当にお疲れさまでした!