2018.10.26 09:13

「ジョーカー〜ギャングロード〜」運用4年を超えるクリエイティブの秘訣

はじめまして。UIデザイナーの田中俊と申します！

今回は、アプリボットのゲームタイトル「ジョーカー〜ギャングロード〜」（以下、「ジョーカー」）の紹介をさせていただきます。

◆ゲーム紹介

・ジョーカーとは

「ジョーカー」は、不良をテーマとしたスマートフォン向けマンガRPGです。プレイヤーはゲーム内で不良の頂点である東京制覇を目指し、他のプレイヤーと抗争（ギルドバトル）をします。より強くなる為に、制圧や不良道という機能でプレイヤー自身のレベルを上げたり、所持しているカードを強化したり、ギルドメンバーと作戦を立てたりするのがこのゲームの醍醐味です。ゲーム内では、本ゲームの特徴である不良の世界観を表現したいくつものストーリーや不良漫画を掲載しており、長期的な運用でもユーザーが飽きないようなクリエイティブの工夫をしています。今回は、この工夫に関していくつか紹介させていただきます。

▲「ジョーカー」のゲーム画面です。プレイヤーは、主人公「日ノ滝全」となりストーリーを進めていきます。

◆運用工夫

・漫画について

「ジョーカー」ではゲーム内でいくつもの漫画を掲載しており、漫画のファンになっていただくことで、ゲームをより楽しんでいただこうと考えています。

①週間漫画

本格的なストーリーの不良漫画を毎週更新しております。

１００話を超えるストーリーを読むことで、　ジョーカーの世界観や東京制覇とは何かなど、バックボーンとなる話を深く知ることができるようになっています。

②不良道

不良道は、漫画とゲームを融合した機能です。

プレイヤーは漫画の主人公となり、漫画とゲームを行き来することで物語を進めます。今までの漫画をただ受動的に読むだけでなく、ゲームを通して漫画を体験することで、より世界観に没入できるようになっています。

③八岐大蛇

プレイヤーは、ゲーム内で八岐大蛇という巨大組織と抗争（ギルドバトル）することになります。この八岐大蛇は８つのチームからなっており、撃破することで、そのチームのカードを手に入れることができます。チームの個性的なキャラクターは漫画の中で描かれており、カードをより魅力的に見せる工夫がされています。

▲左から「下北ジャンクロード」「GREED」「JOKER」「JOKER ZERO」

・バナーについて

特に工夫しているのは、毎回、イベントの世界観に合わせてクリエイティブのテイストを調整することです。「ジョーカー」では、王道不良ストーリーの他にも、コミカルなものや可愛いもの、シリアスな極道ものなど様々なストーリーが展開されています。イベント全体の絵柄やUI、ロゴのテイストもストーリーに合わせて都度調整することで、同じスキームのイベントでも、新鮮な印象でゲームをプレイしていただけるようにしています。このように全体の表現に一貫性を持たせることで、クリエイティブ全体が訴求力のあるものになりますし、運用に力を入れていることが伝わる為、非常に大事なことだと考えています。

①PATTERN１　極道もののストーリー「極悪伝」の場合

ストーリー選択の画面を通常のマップから手帳風のデザインに変えました。主人公が、妹を殺した犯人を探す為の手帳という設定で、ストーリーが進んでいくに連れて、主人公のメモ書きや証拠写真が増えていく仕組みになっています。

▲「極悪伝」で使用した運用画像

②PATTERN２　コミカルな探偵もののストーリー「藍生探偵舎」の場合

「極悪伝」とはうってかわって、カラフルな印象のイベントトップページにすることで、コミカルな印象、個性的なキャラクターが伝わるような顔アップのレイアウトで作成しました。このように、ユーザーに何を伝えたいかに合わせて毎回適切な表現にしていくことが、飽きさせない長期運用の秘訣だと考えています。

▲「藍生探偵舎」で使用した運用画像

・イラストについて

キャラクター設定資料から、そのキャラクターの魅力を伝えるのに適したイラストレーターに発注します。イラストが上がってきたら、アートディレクター・シナリオライター・漫画スタッフなどのフィードバックを通してよりキャラクターの魅力が伝わるカードに仕上げていきます。リリースのタイミングでは、カードだけでなくそのキャラクターにまつわるストーリーや、漫画、キャラクターの魅力を引き出すデザインと共にイラストをユーザーにお届けします。

▲左から「[究極]師倉雅也」「ウメトラ（梅宮＆景寅）」「[究極]響伊月」「[究極]堂外涼幻」

・まとめ

長々と書かせていただきましたが、「ジョーカー」は今後もユーザーが驚くような

クオリティの高い運用を続けていきます。少しでも気になったら、プレイをしていただけると幸いです。