「海外のワクワクを日本に持ってくる」グローバルパートナー事業部とは

海外プロダクトの日本展開におけるコンサルティング、マーケティングなどのサポートを行っているグローバルパートナー事業部。事業責任者である平山、プロモーション担当である吉野、マーケティング担当である酒井の3名に、今どのような案件に取り組み、どのようなことにやりがいを感じているのか、また今後の展望などについて聞きました。


(中央)平山 拓己(Takumi Hirayama)

2015年サイバーエージェント入社。サムザップにて、プロジェクトマネージャー、プロデューサーとしてゲーム開発に携わる。2018年アプリボットに異動、グローバルパートナー事業部配属、2018年12月より事業責任者として従事。


(左)吉野 成美(Narumi Yoshino)

2019年サイバーエージェント入社、アプリボット出向。グローバルパートナー事業部にてマーケティングを担当後、現在はプロモーションを担当。


(右)酒井 貴浩(Takahiro Sakai)

2019年サイバーエージェント入社、アプリボット出向。グローバルパートナー事業部にてマーケティングを担当。


◆日本進出を目指す海外クライアントのサポート

―――グローバルパートナー事業部は、どのようなことに取り組んでいる部署ですか?

平山:簡潔に説明しますと、日本進出を目指す海外のゲーム会社のサポートをしている部署です。サポート内容はクライアントによって異なるのですが、ゲーム内のローカライズを含めた改修提案やマーケティング戦略などを主に行っています。私たちの部署にいる約20名のメンバーそれぞれが裁量を持って業務にあたっています。


―――皆さんは、どのような業務を担当されているのでしょうか?

平山:私は事業責任者としてグローバルパートナー事業部全体のことをみつつ、個人でも案件を持ちフロントとしても従事しています。フロントはクライアントからの要望全てに対応します。マーケティング担当者と連携して数字をまとめたり、ゲーム内のローカライズを含めた改修案を考えたりして、クライアントと直接やりとりをする役割を担っています。


酒井:グローバルパートナー事業部が請け負っているタイトルの1つで、日本のマーケティングを担当しています。私の業務としては、主に広告の戦略策定と実務部分である広告運用を行なっています。


吉野:2019年12月頃までは、酒井と同じようにマーケティングで海外タイトルの運用の部分を担当していました。現在は、今年4月にリリースを予定している海外タイトルのプロモーションの責任者を担当しています。

―――業務のどのようなところにやりがいを感じていますか?

平山:サイバーエージェントグループ全体を見ても、海外をメインターゲットにしている事業部はあまりないと思います。私たちが様々な海外クライアントから依頼を受けることで、アプリボットという名前を世界に広めることができます。グローバルで勝負することができるところにやりがいを感じていますね。


酒井:グローバルパートナー事業部が持っている案件の中で、最も大きなタイトルの広告運用の数字を直接つくる部分に責任を持たせてもらってることに、やりがいを感じています。広告運用は、自分が執着して向き合ったぶん数字として成果が返ってくるため、すごくやりがいがあるかなと…思います。


平山:ここ大事なところだぞ!恥ずかしがらずにちゃんと言って!笑

吉野:私も広告のマーケティングを担当していたときは、酒井と同じで、自分が向き合ったぶん数字として成果が返ってくるため、そこにすごくやりがいを感じていました。今は、まだ数ヶ月ですが新しい挑戦としてプロモーションを任せてもらっており、自分のできることがどんどん広がっている実感が持てている点にもやりがいを感じています。


平山:それぞれの業務は、チームとしていた方がいいポジションとの兼ね合いもありますが、本人のやりたいことと適性をみて任せるようにしています。本人の希望は、面談や日頃の会話の中で聞いたり、海外出張に行くことも多いのでその際に深く話したりしますね。


◆プロダクトの魅力をより多くの人に広める

―――アプリボットは主にゲームの開発・運用をしていますが、その中でグローバルパートナー事業部を選択した理由はありますか?

平山:これまでゲーム開発の現場で経験を積んできたのですが、その中で「プロダクトの魅力をより多くの人に広めること」であるプロモーションやマーケティングを突き詰めていきたいと思うようになっていました。そこでグローバルパートナー事業部に加わりフロントとして従事してきました。前任の責任者が別のミッションに就くタイミングがあり、事業を引き継ぐことになり今に至ります。私自身、グローバルパートナー事業部で働く中で楽しさややりがいを感じていたため、責任者として任せてもらえることはすごく嬉しかったですね。


酒井:マーケティングはプロダクトの成果を左右する大きな要素だと思っています。内定者の頃に自分で立ち上げたサービスがあるのですが、うまくいきませんでした。今になって振り返ると、当時はサービスをリリースした後のユーザー獲得部分におけるマーケティングが全然考えられていなかったことが大きな要因だったと思います。プロダクトを拡大させるにはマーケティングを学ぶ必要があると思い、グローバルパートナー事業部を選びました。


吉野:もともと広告に携わりたいと思いサイバーエージェントに入社しました。広告事業本部にいくことも考えたのですが、グローバルパートナー事業部は比較的スモールチームかつ各案件にも深く入り込むため、任せてもらえる裁量が大きそうだと思い選びました。

◆思い切り任せ、若手が活躍できるように

―――2人の育成は、どのように考えていますか?

平山:難しいとは思いますが、業務を思い切って任せて極力自分で考えるようにしてもらっています。私が1年目の時もそうだったのですが、自分が取り組んだものを必ず上司がチェックするとなると、自分でやっている感じがあまりしないと思います。クライアントに出す提案などは水準が下がっていいものは1つもありませんが、多少ミスしてもリカバリーしてあげられるようなものは積極的に任せるように意識しています。若手にも活躍してもらって、勢いのある元気な組織を作りたいですね。


酒井:そうやって任せてもらえるのは、すごく嬉しいです!私は元々、「自分で決め、自分で行動したい」という気持ちが強いです。アプリボットには内定者アルバイトの頃から考えると2年以上働いているのですが、内定者の頃は自分で考えたサービスの開発を任せてもらい、今はグローバルパートナー事業部でマーケティングを任せてもらっています。グローバルパートナー事業部に限らずアプリボットにも言えることですが、いつも新しい挑戦をさせてもらえ、ありがたい環境だなと感じています。

吉野:私は酒井とは少し違って、積極的に自分に任せてほしいという気持ちはもちろんあるのですが、不安に感じたときなど相談にのってもらいたいと思うこともあります。グローバルパートナー事業部では、基本的には任せてもらいつつ、相談したときには話を聞いてもらえアドバイスをしてもらえるため、それぞれにあったサポートをしてもらえていると感じます。


平山:ありがたいことに若手のうちから事業責任者を任せていただく機会をいただいてきましたが、正直うまくいったことの方が少ないです。でも失敗も含めたくさん経験させてもらったことで、自分自身成長してきた実感があります。メンバーのみんなには、自分がそうだったようにとにかくバッターボックスに立ってみて、「経験することで成長する」という過程をたくさん経験させてあげたいと思っています。やってるときはしんどいですけどね。

◆海外で流行っているものを日本で流行らせる

―――今後の展望を教えてください。

酒井:私は、いつか自分でプロダクトをつくりたいと思っています。グローバルパートナー事業部のマーケティングのノウハウを生かして、そのプロダクトを拡大していきたいと考えています。


平山:そのためには今何をしなきゃいけないと思う?


酒井:今、しっかり成果を出して、マーケティングのプロフェッショナルにならないといけないですよね…!


平山:マーケティングのプロフェッショナルになって、いつか自分でサービスをつくったときに、それを伸ばし、内定者の時のリベンジを果たしたいということでいいかな?笑


酒井:はい、そうです!


吉野:私は、プロジェクトに足りない部分を埋められるようになることが直近の目標です。成果を出している状態が自分のモチベーションに繋がるので、マーケティングやプロモーション、進行管理など一通りのことをまずできるようになり、「成果を出すには吉野が必要だよね」と思ってもらえる状態にしていきたいです。


平山:2人とも頼もしいですね。ただこれから2倍、3倍と事業成果を伸ばしていきたいと思っているため、この2人や若手が中心となって伸ばしていってもらう必要があります。それくらいの活躍を期待しているので、頼もしいですが目線的にはまだまだかなと思うところもありますね!笑


事業部の今後の展望としてはいくつか目標があるのですが、1つは、今、アジアのゲーム会社が主なクライアントですので、アジアで圧倒的に成果を拡大しつつも、北米など他の地域からも案件を受けられるように徐々に幅を広げていきたいと思っています。また、近い将来ゲーム以外のサービスも取り扱っていきたいと考えており、「海外で流行っているものを日本で流行らせる」ということを様々な角度でやっていきたいです。最終的にはコスメでもタピオカでもかき氷でもなんでもアリかなと。笑 そのためにも、今いるメンバーを中心に「成果の出せる強いチーム」づくりを頑張っていきたいと思います。