22新卒が振り返るアプリボットでの1年間と、2年目の抱負

 2022年、アプリボットに8名の新入社員が入社してから早1年が経とうとしています。彼らは1年間、何を経験し、どのような成長を遂げたのか。新卒1年目を振り返ります。


(左端)佐藤 柚花(Yuka Sato)

2022年サイバーエージェント新卒入社、アプリボットへ配属。運用タイトルのメインデザイナーとしてコラボレーション施策のグラフィック等を担当。またジョブローテーションで複数のプロジェクトに携わり、開発など幅広く従事。「CA BASE AWARD2022」にてベストルーキー賞にノミネート。

(中央)谷口 光(Hikaru Taniguchi)

2022年サイバーエージェント新卒入社、アプリボットへ配属。新規タイトルのクライアントエンジニアとしてプロジェクトに参加し、インゲーム部分のプログラムを担当。2023年上半期「EVOKE」にてベストルーキー賞を受賞。

(右端)吉竹 孝明(Takaaki Yoshitake)

2022年サイバーエージェント新卒入社、アプリボットへ配属。運用タイトルのプランナーを担当。2023年上半期「CyberAgent AWARDS(※1)」にてグッドスタート賞にノミネート。



ーーみなさんの入社後のキャリアを教えてください。

吉竹 アプリボットには内定者のころからプランナーとして業務に取り組みました。運用タイトルでのイベント施策の企画や、バナー発注、発注書作成、データ設計書の作成などを担当していました。その後、開発アップデートの企画からリリースまでを一貫して担当し、開発プランナー業務や、運用のプロジェクトマネージャーとしてスケジュール管理も担当しました。新卒入社後は、プランナーとして企画の上流設計や推進を担当し、現在は開発のリードプランナーとして、アップデートの企画や品質管理、ゲームデザインの設計などを行っています。


佐藤 私も内定者のころからアプリボットでデザイン業務を担当していました。当時はプロモーション関連のグラフィックデザインや、UI改善の提案を行っていました。新卒入社後は運用タイトルのデザインチームのメインデザイナーとして、コラボのグラフィックを担当し、現在は大きな施策のタスク管理などリーダー業務の一部も担当しています。


谷口 自分はアプリボットで内定者アルバイトはしておらず、新卒でアプリボットに配属され、新規タイトルでインゲームの開発を担当しています。小規模開発からスタートし、現在はセーブ機能といった中規模開発まで任せてもらっています。



ーーゲームを仕事にしようと思ったきっかけを教えてください。

吉竹 学生時代から、toCに向けて直接影響を及ぼすことができる事業に携わりたいという想いがありました。就職活動をはじめたころは「ゲームを仕事にしたい」と思っていませんでしたが、ゲームはいちプレイヤーとして好きだったことと、ゲーム市場が成長していること、事業規模の大きさとしても、toCに向けて大きな影響を及ぼすことができる点に興味を持ったことがきっかけです。


谷口 自分は高校時代からゲーム業界を志し、ゲームの専門学校へ進学しました。昔からゲームが好きで友人もゲームをやっている子がとても多かったのと、当時塞ぎ込んでしまった友人がゲームをやっているときだけ笑顔になり楽しくゲームをプレイしている姿を見て、ゲームづくりに興味を持ちました。


佐藤 「ゲームをプレイしている人に何かを届けたい、大きな影響を及ぼしたい」という想いは、二人と同じく、学生時代から意識していました。美大に進学し、デザイン以外にもサービスブランディングについても学んでいたのですが、「お客様にサービスを届けること」において、何より「楽しさ」を届けたいという想いがあり、ゲームやエンターテインメントをつくることができる場所で働いてみたく、ゲームづくりを志望しました。


ーーこの1年を振り返り、最も印象に残っている仕事は何ですか?

谷口 「開発法案決議会(※2)」で、アプリボットメンバー全員の前でプレゼンテーションを行ったときです。先輩方から抜擢いただき、サウンドセクションのみなさんと日々話し合い、みなさんから色々と教えていただきながら、自分の中でちゃんと理解し自分の言葉で言えるまで落とし込んで、決議会の当日を迎えました。


吉竹 やっぱり緊張した?


谷口 直前までは緊張していたけど、プレゼンしているときはもう「無」でした(笑)。


佐藤 クライアントエンジニアって聞いていたのに、サウンド領域について堂々と提案していて、先輩からの質問も全部自分で回答していて、「光(谷口)は一体どこまで幅広くやっているの!?」って驚いたよ!


吉竹 新卒で会社のルールをつくるという大事な会議でプレゼンをして、しかも普段の業務でサウンド領域をがっつり担当していないにもかかわらず質疑応答をすべて一人で対応することができたのは、光(谷口)がサウンドについて誰よりも考え抜くことができていたということだと思います。本当に凄い。


谷口 照れますね(笑)。もともと学生時代からゲームと同じくらい音楽が好きで進路を迷っていたときもありました。ですが、ゲーム開発を通してゲームサウンドという領域と出会い、自分が好きなゲームと音楽の両方に携わることができました。今回の開発法案決議会を通して、得意分野がさらに自分自身の強みになったと思います。


佐藤 私は大型コラボ施策がとても印象に残っています。配属2か月目ごろに、メンターから「やってみないか?」と提案いただき、「せっかくならやってみようかな」という気持ちで手を挙げたのですが...。そのときは施策の大きさをはっきりと認識できていないままがむしゃらに取り組んでいたのですが、お客様からの反応がとても大きく驚きました。これまで見たことが無いほどTwitterの投稿もリツイートしていただき「すごく大きな施策に携わっていたんだ」という実感と、クリエイターとしての責任感が湧きました。デザイナーとしてオーナーシップを持ち、実行力をより身に着けていこうと視座がより高くなりました。


吉竹 Slackでのやりとりも見ていたのですが、ぜんちゃん(佐藤)のスピードとクオリティはとても高いと感じています。世界観を大事にしながら新しいものを生み出すことはとても難しいと思いますが、しっかりアウトプットできているのかなと思います。


佐藤 めちゃくちゃ見てくれてる(笑)!嬉しい!


吉竹 自分は正直、この1年はとても大変でした。ただ、自分が悩み苦しみながらつくった周年施策を、お客様に喜んでいただくことができた瞬間は、本当に涙が出るほど嬉しかったです。初めてのことばかりで分からないことが多いなかで物事を進めることは難しいですが、様々なセクションの先輩方に協力していただきながらもリリースを迎えることができました。


谷口 自分はまだ運用タイトルの経験がないので、吉竹の成果は本当に凄いと思いました。自分もこれからリリースを迎えることになるので、吉竹やぜんちゃんからは運用の楽しさと大変さの両方を教えてもらっています。



ーー仕事をする上で大事にしていることはありますか?

谷口 日々悩むこともありますが、悩み考えすぎて手が止まらないように心がけています。以前浮田さん(弊社代表)が言っていた「悩んで解決しないなら、それは今悩むべきことではない」という言葉が、まさにその通りだなと思っています。


佐藤 私はとにかくコミュニケーションを取るよう意識しています。コミュニケーション不足で認識齟齬が生まれてしまうことが勿体ないと思っているので、「こういう認識で合っていますか?」「こんなイメージで相違ないですか?」とすぐに確認を行うようにしています。また、他の人が持っている情報は積極的に自分からキャッチアップしに行くよう徹底していて、特に大きな施策の際には事前にタスクをすべて洗い出して可視化し、漏れがないように注意しています。


吉竹 物事を常に前向きに考えるようにしています。光(谷口)の考え方と近しいですが、「動かない」ということが一番良くないことなのではと思っているので、一旦は何事も前向きに捉え、どう進めていくのか冷静に判断することを心がけています。アプリボットでは新卒であっても様々なことに挑戦させてもらえることが多いのですが、一方で自分自身の身の丈に合わないこともあると思っています。そこをネガティブに捉えず、何事も経験だと思って前向きに捉えてアクションしていくことを大事にしています。


谷口 ポジティブにアクションしてくことで、「次も任せよう」って思ってもらえる気がするよね。



ーー何かと大変な1年目。それでも頑張り続けられたモチベーションの源泉は何ですか?

谷口 以前から希望していたタイトルの開発に携われていることです。プロジェクト内にタイトルのことが好きな方が多く、職種を問わずより良いタイトルになるようこだわり抜いて開発を行っていて非常に勉強にもなりますし、楽しい環境です。


佐藤 デザイナーチームの場合、一気に発注が来るためデザイナー全員が同じタイミングで繁忙期になるのですが、その際に「一緒に頑張ろう!」と一致団結して鼓舞し合う雰囲気に救われています。また、どんなにタスクが増えても、ゲームのクエストをクリアするような感覚でひとつひとつ対応していくことを「楽しい」と感じられる点は、自分の強みかもしれません。


吉竹 目標や夢、理想のチーム像があるので、辛いことがあってもモチベーション高く仕事に向き合うことができていると思います。また、大変なことがたくさんある仕事だと理解して自ら選択をしていますし、日々貴重な経験をさせてもらっていると思っています。


ーーー3人から見て、アプリボットはどんな会社ですか?

吉竹 ゲーム開発のクオリティは年々水準が上がっており開発年数も長期化しています。ですが、アプリボットはこういった環境下においても新卒のうちから様々なことに挑戦できる会社だと思います。また、強い意思や熱い想いがある人を尊重し応援してくれる文化があると思います。チャレンジングな環境で自ら道を切り開いていきたい人におすすめの会社です!


谷口 吉竹の言う通り、実際に自分も「チャレンジしたい!」と宣言して手を挙げ、様々なことに挑戦させてもらっています。年次に限らず自身の裁量に任せてもらえる環境です。


佐藤 デザイナーの同期の中でも、私が一番経験を積めているんじゃないかな、と実感できる環境です。また、みんなそれぞれ目標は違えど、「世界震撼」や「世界中のお客様に良いプロダクトを届けたい」という共通の想いがあります。アプリボットのみならず、サイバーエージェント全体でもそういった雰囲気があると感じています。



ーー2年目の抱負を教えてください!

吉竹 自分が主体となってプロジェクトを牽引していく存在になりたいです。成功から学ぶだけでなく、反省すべき点もたくさん出てくると思うので、失敗を繰り返さないように成長していきたいです。


谷口 より大規模な開発を任せてもらえるようになりたいです。サウンド領域についても、もっと知見を増やしていきたいです。


佐藤 まずは運用デザイナーとして独り立ちし、ゆくゆくは開発やリーダー業務にも携わりたいと思っています。またゲーム開発のみならず、組織に対する施策にももっと挑戦してみたいです。CyberAgent Developer Conference(※3)の運営などに参加し、職種の垣根を超えて企画やアートディレクションもできるようなデザイナーになりたいです!


谷口 組織を強くしたり、会社がより良くなるような施策のメンバーに抜擢してもらうことで学べることもたくさんあるよね。自分も実務で忙しいときがありますが、せっかく抜擢してもらえたのならば、何事も一度はやってみるように心がけています。色んな先輩のことや、他タイトルのことを知ることができますし、逆に自分のことを知ってもらえる良い機会だと感じています。


吉竹 組織にとってもプラスになるような施策にもっと挑戦していきたいよね。自分も「YGC(※4)」で新卒採用にも携わっています。アプリボットの一員としてのみならず、サイバーエージェントグループの一員として、みんなで事業や組織を大きくしていきたいです!



※1 サイバーエージェントグループ全社表彰式。

※2 アプリボットの"みらい(未来)"に繋がる新規事業や課題解決の方法などを提案、決議する「みらいサミット」で可決された、開発ルールの制定を通した組織全体での意識統一と開発効率化を目的とした施策。

※3 サイバーエージェントが開催する技術カンファレンス。

※4 ゲーム人材の新卒採用強化施策。



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