データ分析基盤を完成させることは夢への一歩「人の人生に影響を与えられるようなオンラインゲームをつくりたい」

アプリボットでは、その月に最も活躍した人をMVPとして毎月表彰しています!今回は、1月にMVPを受賞したデータ分析基盤をつくる部署「A.R.T.」の小川詩織さんに、どんな成果を出して受賞したのか、また今後どんなことをしていきたいのかについて話をききました。


◆より良い分析基盤をつくる

―――小川さんの仕事の内容について教えてください!

今の実務は、主にアプリボットのゲーム全てで使われるデータ分析基盤づくりと、その取りまとめをしています。分析基盤はざっくり言うと、毎日のKPIやユーザ分析を通して、施策やゲーム方針を決めるための「データを集めて、分析して、可視化する」までの仕組みです。これまでも基盤はありましたが、分析要望の多様化を受けてより良い基盤に刷新するために開発しています。


―――1月はMVPおめでとうございます!どんなことをされたのでしょうか?

既存の分析基盤の中で利用していた外部サービスが、約1ヶ月後にサービス終了するとのお知らせがあり、そのままだと全てのKPI集計や分析が行えなくなる事態になるため、急遽、開発途中だった新規基盤に既存コンテンツ全てを移行して稼働させることになりました。急ピッチでの新規基盤の開発・検証と同時に、既存コンテンツの移行作業を各所調整しながら行うことになり、結果、ギリギリ必要最低限の対応をなんとか終えてデータの欠損などは回避したことでMVPをいただきました!

小川詩織(Shiori Ogawa)
2017年8月アプリボット入社。新規開発でサーバーサイドエンジニアとして従事。その後、データ分析基盤をつくる部署「A.R.T.」に異動し、データ分析基盤づくり、その取りまとめを担当。


◆自分の価値観や経験を生かせる仕事を任せてもらえた

―――急な出来事だったんですね!緊急事態を乗り越えて、MVPに選ばれた時の感想を教えてください!

素直にまず驚きました!まだ自分の中で納得いく完全な形として基盤を提供できていなかったので。ただMVPに選んでいただけて、会社としてデータ分析が重要なものだと捉えてくれていると再認識できましたし、今後もより気を引き締めて頑張らないといけないなという気持ちです。また、協力いただいている部署やメンバーも多いので、みなさんに感謝すると共に認めてもらえて嬉しかったです。


―――受賞した内容で、これまでの経験が活かされたことはあるでしょうか?

大学時代の研究、前職でのデータ分析に対する文化など、データ分析やユーザ動機に大きな価値があるという課題感や意識は自分の中にとても大きくありました。アプリボットに入社して、いちエンジニアとしてゲームの開発に携わるだけではなく、自分の価値観や経験を活かせる仕事を任せてもらえて、前線でフルコミットできる環境でやらせてもらえたことは、今回の結果にも繋がったのではないかと思います。

◆風通しのいい社風だから頑張れる

―――大変だったことは何ですか?

一番は、メンタルかなと思います。もともと私自身に知見があったわけではなく、この半年、一から勉強して、いきなり実践という感じだったので。実際に作ってみて、サイバーエージェントグループの各所にヒアリングしながらフィードバックしてもらって少しずつ作業を進めていきました。わからないことも多かったですし、不確定要素もたくさんあり、その中で工数見積もりたてるのもすごく大変で…。でも、サービスの終了という、どうしても動かせない締め切りがあるので責任は大きいですし、やり切るしかないと思ってやっていた感じですね(笑)


とはいえ、上長に相談して作業をサポートしていただくことは多かったです。あと、飲みなどに誘うと社内の人たちは快く付き合ってくれて、話を聞いてくれることは多いので、支えてもらえているなと感じることが多かったですね。


―――小川さんは2017年に中途入社としてアプリボットに入ってこられましたが、働いてみてどうですか?

私がデータ分析をやっているように、「やりたい」とか「こういうことやりたい」とか、誰よりも熱量を持って伝えると任せてもらえるので、風通しがいい会社だと思います。また、そういう人をフォローする体制を作っていこうとする人がいたり、マネジメントしてくれる人は厳しく暖かく見守ってくれたりするので、やりたいことにしっきり向き合える社風がいいなと感じています。もちろん会社なので、プロジェクトの状況などにも左右されますが、やってみることを止められはしないし無下にされないので、努力しようと思えば何でもできると思っています。

◆その人の人生に影響を与えられるようなオンラインゲームをつくりたい

―――仕事のやりがいを教えてください。

もともと私の父親がゲームクリエイターだった影響で子供の頃からさまざまなゲームが身近にあり、特にオンラインゲームで人と繋がるのがすごく楽しかった記憶があるんです。なので、将来ユーザにゲームを通して人と繋がる経験をして、その人の人生に影響を与えられるようなオンラインゲームをつくりたいと考えています。動機などを分析できる環境をつくることは、それに必要なまず一歩だと思っています。今の仕事は良いゲームつくりに必要で、絶対に結果が出ることだと信じているので、それを会社規模で大きな裁量と共に任せてもらえていることは、大きな挑戦でありチャンスとしてやりがいを感じています。


―――今後、やってみたいことは何ですか?

まずは、やはり今の分析基盤をより良い形で完成させて、会社全体をより質の高いゲームづくりができる環境にすることが大きな目標です。そして、私自身も組織の中での信頼を積み重ねて、社内にも良い影響を与えられるようになって、切磋琢磨できる環境をつくっていきつつ、今前線で戦っているアプリボットのメンバーたちが、より活躍できるお手伝いができれば嬉しいです。